GIANT ESCAPE:タイヤ交換23C化まとめ 自転車 2012年09月08日 タイヤの交換は、自転車のパーツの中で最も費用対効果が高い。初期の28Cタイヤから23Cタイヤに交換することで、車両の軽量化や漕ぎ出しの軽さ、トップスピード維持力などの向上が見込める。反面、手やおしりが疲れやすい、みぞや段差で転倒しやすい、などのデメリットが挙げられるが、慣れればさして問題にならない。 タイヤ23C化の最大のメリットは、駆動系の軽量化。ESCAPE初期28Cタイヤ(MAXXIS DETONATOR)はおよそ350g。仮に200gの23Cタイヤに交換すると、前後で300g重量が減る。駆動系の重量はペダルの重さに直結するため、300gの軽量化は予想以上に大きい。 ESCAPEシリーズは純正ホイールでも23Cのタイヤを装備可能。しかし純正ホイールのままでは23Cタイヤは細すぎてパンクしやすくなる、との情報もあり。予算が許すならば、ホイールも軽量型のものに交換するのが良い。 成功例など http://silver.ap.teacup.com/fuchs/251.html http://pandahead.blog.so-net.ne.jp/2009-05-05 ●23Cタイヤ候補 200g前後の軽量型で3000円前後のものがコストパフォーマンスが良い。 予算との兼ね合いで、最適なものを選びたい。 1,Vittoria RUBINO PRO 3 3200円 225g、耐久性◎・耐パンク性能◎、硬めの乗り心地。 とにかく丈夫で摩耗しにくい。悪路でのパンクが怖いならこれ。 ただし硬めなので、ロングライドでは若干疲れやすい。 2,MICHELIN LITHION 2 2400円 220g、耐久性◯・ただしサイドが裂けやすいとの情報あり、 やや硬めの乗り心地。 前作LITHIONより軽く・安くなったが、その分サイドの耐久性に難あり。 悪路を避け、コーナーを攻めないならこれで十分。 3,MICHELIN Pro 3 Race 3600円 200g、乗り心地◎・加速◎、ただし耐久性☓・摩耗大 言わずと知れた最高級品タイヤ。 抜群の加速力・トップ維持力・グリップを誇る。 しかし耐久性に大いに難あり。対パンク性能☓・かつ摩耗しやすい。 舗装された道路専用。ブルジョワ品か。 ●タイヤチューブ候補 どのチューブを選んでもあまり差はない。ESCAPE純正ホイール使用時はロングバルブタイプを選ぶ。Panaracer製の方がパンクしにくいとの情報あり。 1,Vittoria ウルトラライト ブチルチューブ(ロング) 750円 2,Panaracer R-Airチューブ ロングバルブ 1187円 丈夫さ重視ならRubino Pro3 + Panaracerチューブ、 値段重視ならLithion2 + Vittoriaチューブ、 走りの快適さ重視ならPro3 Race、といったところだろうか。 タイヤ☓2 + チューブ☓2 で8000円前後の投資。繰り返しになるが、タイヤの交換は最も費用対効果が高い。今のマシンの乗り心地・スピード感に不満があるなら、一度試して見る価値はあるだろう。 ●おまけ:ホイール候補 ホイール交換によっても駆動系の軽量化が図れる。ESCAPE R3シリーズの標準ホイールは、前後計2300gと相当に重いため交換のメリットがとても大きい。対してESCAPE R2以上のホイールは前後計2000g、ESCAPE AIRのホイールは前後計1800gと軽いのでそのままでも十分。 1,SHIMANO シマノ WH-R501-30 9566円 前後計2000g。コストパフォーマンスが高く、交換先として一番人気。 ちなみに、ESCAPE R2以上のグレードではこれが標準装備されている。 タイヤ・ホイール交換で合計18000円の投資。これでR3シリーズならば駆動系が600g軽量化し、全く別のマシンへと変化する。 GIANTのESCAPEシリーズは非常に魅力的な入門スポーツバイクである。ある程度スポーティーな走りに慣れたら、タイヤ周りを一度見なおして、フラットバーロードライクな一歩先の走りを体験して見てはいかがだろうか。 PR